#こまき冒険スライム村秋 Day1 11/23


11月23日から26日の4日間、こまきこども未来館体験ひろばではこまき冒険スライム村秋を開催しました!!
このイベントは「こども参画」、こどもたちがひとつの課題などに対し原因や問題を考え、問題解決に向けた策を計画・決定していく企画であり、子どもたちが中心となって企画・運営をしていくものです。
今夏、夏休みに「こまき冒険スライム村」として一週間イベントを開催していたのですが、今回は人気のあったこの企画を内容を変え、「こまき冒険スライム村秋」として
県民の日・あいちウィークにあたる11月23日~26日の4日間開催していました。


~あらすじ~
ドラゴンが冬眠の準備で、スライム村の名産・スライムをねらって村に飛んでくるようになった!なんとかしてドラゴンに村を襲われないようにしたい。そこで、
11/23~26の4日間、スライム村で「ドラゴン祭り」を開催することになった!
ドラゴンにスライムをプレゼントする塔やドラゴンの好きなものを作ることにしたが、村人だけではとても作れそうにない。
一緒に村のピンチを救ってほしい!



村の中で村人の困りごとを解決して報酬をもらい、それを使用して遊ぶことができた夏のスライム村とは一味違い、
秋のスライム村は「村の困りごとを解決するため、村人と冒険者が共同作業をして
一緒に村をつくりあげていく」がテーマとなりました。


この企画を運営していくのが、小学校1年生から高校3年生までで立候補してくれた 「実行委員」と呼ばれる子どもたち。
彼らはほとんどが夏のスライム村でも実行委員を行っていました。夏の楽しさと、その時 できなかった課題に新たに挑戦していくため、今回も気合いが入ります。
また、夏にスライム村を体験しに来た来館者、通称「冒険者」を体験した子たちも 「自分も今度は実行委員をやってみたい!」と何人か参加を表明。
結果、今回は40人以上の子どもたちが実行委員に参加しました。

初日は午後のオープンに向け、全員のリーダーであるプロジェクトマネージャーから 設営の指示が入ります。
今回は、実行委員を中心に設営や片付けまで行います。






実行委員は大きく分けて冒険者の案内を務める【ガイドグループ】、塔などの作り物を管理する【クラフトギルドグループ】、ドラゴンに友好を伝えるためのお祭りを執り行う【まつりりグループ】、 そして全体を統括し、村を管理する【役場グループ】に分かれ、事前の準備を重ねてきました。
この日もそれぞれの持ち場に入り、必要な材料を用意したり、セッティングを進めていきます。
中には当日たまたま遊びに来ていた子たちがスライム村の話を聞き、「じゃあ手伝おうかな!!」と急遽設営に参加してくれた子も。冒険者が何の作業をするか分かりやすいように、それぞれのアイデアで看板をつくってくれました。
他の実行委員たちも協力し合いながら準備を進めていきます。


クラフトギルドは準備だけでなく、冒険者たちと一緒に塔を立てていくため
直前までノコギリやかんなの使い方を練習していました。


準備は整った!!さあ、冒険者を迎えましょう!!!


時間がたち、いよいよスライム村の開村です!




スライム村に参加する子どもたちは「冒険者」と呼ばれ、実行委員扮する「村人」に 案内されながら、大きなゲートをくぐってスライム村の中に入って行きます。




橋を越え、辿り着いたスライム村の中で
村人から村での掟を説明されます。




トンネルを抜けると、そこには大きな机が並んでいます。
ここは工房。ここでは、冒険者が身に付けるアクセサリー「冒険者の証」を
村人と共につくります。



冒険者の名をしるし、ドラゴンの刻印を押し、革紐をつけ・・・
自分だけのアクセサリーを完成させていきます。


冒険者の証を身に付けた冒険者は、スライム村の中で様々な活動をしていきます。
まずは村に今どんな困りごとが起きているか、役場に探しに行きます。




役場には「クエストボード」と呼ばれる掲示板が存在します。
このボードには、村の中で冒険者に手伝ってほしい困りごと(クエスト)が 貼りだされ、その中で冒険者は自分が挑戦したいと思ったクエストを決め、
役場にクエストを受ける旨を報告します。


クエストを完遂させると、記念に自分が作ったものがもらえたり
クエスト完了者にしかもらえないメダルを獲得することができます。




クエストの中でも一番の大仕事となるのが、スライム村メインタワーの建築。
壁に描かれているような、ドラゴンが降り立つ為の塔を建てる重要な仕事です。
インパクトドライバーを使い、竹に穴を開けて針金で組んでいきます。
はじめてのドライバーに、冒険者も緊張の面持ち。



竹のタワーは難しそう・・・という冒険者には、身近なものでタワーを建築するクエストも。
この日は紙コップを高く積み上げ、塔を建てるクエストが出ていました。
土台を固めていく子、とにかく高く積み上げていく子・・・時には崩落してしまう場面も。






村の困りごとは建物を建てるだけではありません。
村では毎日、ドラゴンに友好を伝えるための催し「ドラゴン祭り」を 開催していきます。
冒険者にはそのまつりを盛り上げてもらうため、祭りに必要なお面や演奏用の楽器を
村人と共に作成していきます。
皆、自分でお面をデザイン出来て嬉しいのか被ったまま他のクエストにも挑戦していました。


そしてスライム村にも閉村の時間が近づいてきます・・・




毎日、村では塔の建築が進んできたことをお祝いして
「ドラゴン祭り」を開催します。
ドラゴンに友好を伝えるためでもあるこの祭りでは、冒険者と村人が共に今日の成果を
讃え合い、作った楽器やお面を持って歌い踊ります。
村人が選んだ曲をバックに、みんなで踊ってスライム村での冒険は幕を閉じます。








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★スライム村 11/23のできごと★
・初日から大盛況。午後のみの開村にも関わらず80人近い冒険者が訪れる。
・遊びのコンテンツがないため、冒険者がクエストに殺到。役場がパンク
・クエストの大量放出で各つくりものゾーンも実行委員の手が回らず
・紙コップタワー大人気、さっそくタワーの展示場が高層タワー群と化す
・工房を出た冒険者、何をしていいかが分からず泣く子が続出
・当日準備から急遽電撃参戦した実行委員、うちわ作りで大活躍。職人のように
黙々と頭用のわっかを準備
・冒険者用に作られた休憩スペースのお風呂が大人気。開村中も実行委員が優雅に
くつろぎ始める。
・ハーモニカ職人大量に現る あちこちで大合奏


一日の終わりには実行委員たちが集まってその日を振り返って行くのですが
この日は以下のような意見が。

・困った冒険者に気づくことができず、冒険者を放置してしまった
・クエストの需要が大きく、クエストの発行頻度に対し人手が足りない
・冒険者の多くが祭りの前に帰ってしまい、実行委員しか楽しめていない
・途中早退した実行委員を役場も把握していない。コミュニケーション不足。
・クエストを出す内容が限られている
・メインタワーの進みが遅い

初日は各部署から課題点がいろいろと出てきました。プロジェクトマネージャーからも
「今日は冒険者との共同作業が上手くできていなかった」との言葉が。

ただ、その中でも「紙コップタワーは人気なので一人二組になってやってもらった」
といった、臨機応変に対応できた報告なども聞くことができました。
じゃあ他の課題はどうやったら解決できるだろう、とみんなでひとつずつ解決策をこのあと話し合いました。


さあ、実行委員はこの課題にどのように取り組んでいったのでしょう・・・続きは2日目の様子をご覧ください!!


【番外編:その頃、村の周りでは・・・?】

今回のスライム村では、夏とはまた違った取り組みがいくつか行われています。



ひとつはこの「おとなり村商店」。
実は夏にも「スライム村のおとなりに現れたお店」として、スタッフや未来館にいつもご協力いただいているサポーターさんに店主になってもらい、クエストに必要な
備品の販売・貸出を行っていました。
秋のスライム村では、スタッフやサポーターさんだけでなく
冒険者の親たちもこのおとなり村の村人に!
直接的に冒険者のサポートに入ることはないのですが、塔の材料の準備など
役場から依頼された材料を用意し、スライム村に協力してくださいます。
この日はメインタワーの材料の竹をきっていらっしゃいました!



もうひとつ、村のはずれではこんな光景も。
秋のスライム村では、乳幼児さんににも少しでもスライム村を体感してほしい、と
別エリアでもう一つワークショップを開催していました。
それがこの「ドラゴンのうろこづくり」!!
かわいらしいおかおのドラゴンタワーに、冒険者が作ったうろこを付けて
ドラゴンの塔を完成させていきます!みんなカラフルでかわいいうろこです★




最後に紹介するのはこちら。
スライム村にはもう一カ所、おとなり村からやってきた人が現れる場所があります。
それがこの「ワークショップエリア」。
ここでは不思議な特技をもつ、ちょっとかわった大人たちが毎日冒険者に
特別なクエストを出しています。
この日体験できたのは「スライム村モンスター図鑑作成」!
スライム村に生息するモンスターの研究をしているおとなり村の博士が
図鑑完成のため、情報をもとにモンスターのイラストを描いてほしい!!という 依頼でした。





みんな壁に貼られたモンスターの情報を頼りに、モンスターがどんな姿をしているか想像しながら描いていきます。
冒険者たちのオリジナリティあふれる作品に、博士もびっくり。
図鑑の完成が持ちどおしいですね!


~Day2,3へつづく~
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